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2000年ごろから欧米で広がり始め、国内では一昨年から今年にかけて福岡大病院や愛知医科大病院などで確認された多剤耐性アシネトバクター(MRAB)は抗菌薬を使ったりするなかで、抗菌薬に耐性を持った菌が生き残って広がっていったと考えられています。ある細菌が耐性をつけると、その性質に効く薬が開発されてきました。細菌がさらに耐性をつけるという、イタチごっこが続いています。薬も進化するが、菌も進化するということです。 アシネトバクターは、病院内にも存在して、ときとして、院内感染を起こすことがあります。体力・免疫力に問題のない人では病気を起こすことがほとんどないような微生物が、体力・免疫力の弱まった人に感染して病気を起こすような場合があり、、体力・免疫力の弱まった人の多い病院内で感染が広がるのです。
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アシネトバクター感染症は、アシネトバクター( Acinetobacter )という細菌によって引き起こされる感染症です。 アシネトバクター感染症には、肺炎、敗血症、尿路感染症、髄膜炎、創傷・火傷の感染などがあります。アシネトバクターによる肺炎の症状としては、発熱、悪寒、咳などが見られます。一方で、傷口や気管切開の部分に、存在していても、何の症状も起こさない場合もあります。 アシネトバクター感染症の治療には、抗生物質が使用されます。しかしながら、よく用いられる抗生物質の多くが無効な場合(多剤耐性)がしばしばあり、注意が必要です。多剤耐性(multidrug resistant : MDR)のアシネトバクター感染症の治療は難しいです。病巣から分離されたアシネトバクターに有効な抗生物質を使っての治療が原則となります。 感染症には、肺炎、敗血症、尿路感染症、髄膜炎、創傷・火傷の感染などがあります。アシネトバクターによる肺炎の症状としては、発熱、悪寒、咳などが見られます。一方で、傷口や気管切開の部分に、存在していても、何の症状も起こさない場合もあります。 アシネトバクター感染症の治療には、抗生物質が使用されます。しかしながら、よく用いられる抗生物質の多くが無効な場合(多剤耐性)がしばしばあり、注意が必要です。多剤耐性(multidrug resistant : MDR)のアシネトバクター感染症の治療は難しいです。病巣から分離されたアシネトバクターに有効な抗生物質を使っての治療が原則となります。 |
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健康な人四分の1の確立でこのアシネトバクター属の細菌を皮膚等で保有しています。健康な人が、体力・免疫力の弱まった人へ病原体のアシネトバクターを運んでしまうことが心配されます。 アシネトバクターは、乾燥にも強く皮膚や環境中で数日間は生存可能です。乾燥した平面上で黄色ブドウ球菌と同等、あるいはより長期に生存することがあります。 アシネトバクター感染症の集団発生中の小児科集中治療室での観察によれば、電話受話器・ドアの押し板・患者のチャート・卓上などでアシネトバクターが認められ、医療スタッフの手によってアシネトバクターが運ばれたと考えられました。 |
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アシネトバクターは、通常、70%エタノールや50%以上の濃度のイソプロピルアルコール等のアルコール系消毒薬により死滅します。また、空気がアシネトバクターで汚染してしまうことがありえます。あるアシネトバクター感染症の集団発生では、加湿器がアシネトバクターで汚染していました。さらに、加湿器から10メートル離れた場所の空気からもアシネトバクターが検出されました。医療現場や、施設、多くのひとが集まるような密閉された場所(映画館や、レストラン、デパートなど、除菌、殺菌、消毒を習慣付け、快適で安心できる空間を作る事が大切です。
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