汚染のない安全な製造現場を構築する為には定期的な洗浄・消毒を行わなければいけません。この定期的な洗浄消毒は、おのおの使用する環境により違い、原材料の成分や、湿度、温度、水分、圧力などにより大きく違いがあります。製造現場の的確なスパンでの正しい洗浄・消毒が大切です。また、そのためには洗浄とメンテナンスのしやすさ、耐久性が必要となり、各製造工程における的確な機材の導入は洗浄・消毒をスムーズに行う為の重要ポイントとなります。
清掃しやすい鋭角のない工場設計をすることで、清掃しやすく事故確率を大幅に下げる。 |
上記の機材、設備、製造現場内のメンテナンス・洗浄・消毒のしやすい素材、形状に加え、清掃する為の用具や機材についても確認しなければいけません。ブラシの毛が抜けたり、ゴム手袋などを落として原料に混入したり等の事故は実際多くの食品工場で起きています。これらの事故を防ぐ為、指定の場所の指定の清掃用具、機材をマニュアルにのっとって使用することが必要です。また、劣化の為新しく購入する場合も、従事者が判断してホームセンター等で購入したりすると、間違った用具を購入する事もある為、清掃用具の管理責任者も選出し書類での的確な報告連絡で業務を行わなければいけません。又、前室、加工室、包装室、梱包室等様々な工程の作業場において清掃用具のカラー識別により、汚染度の違う室内の清掃を識別する事も事故を防ぐ手段の1つです。
HACCP対応ブラシ |
真空掃除機 |
5Sの徹底「整理・整頓・清掃・清潔・しつけ」(この中の清掃部分の「洗浄・殺菌」が加わり7Sとも言われます。)食品工場の清潔を維持するための取組として行います。整理・整頓が確実に実施され、清掃・洗浄・殺菌・しつけが行われていなければなりません。
清掃時仕様の機材は機種や清掃方法等環境に合わせたものを選ぶことが大切です。 |
食品における工場内での消毒は主に次亜塩素酸ソーダ・エタノール消毒剤・逆性石鹸・ホルマリン消毒剤・pH調整次亜水・第7世代第四級アンモニウム等を使用しますが、出来る限り安全で害のない薬剤を効果良く使用して下さい。この場合も製造環境や状況により大きく変わります。又、薬剤の濃度により効果と安全性も違います。「効果が出ない」と薬液の濃度を濃くすれば良いわけでなく、最適な使用方法で、使い分けしなければいけません。
ハイパーエコアクアFSSC22000/ISO/HACCP取得企業でも使用されている、菌からウイルスまで幅広い効果のある除菌消臭剤 |
グリストラップ清掃悪臭、汚れ、害虫被害を一挙に解決し、クリーンな環境を構築するエコアのグリストラップ浄化槽管理システム |